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・納税者の個別データと各外部機関(医療機関、証券会社、自動車登録センター)等から情報を入手/照合し、納税額の検証を可能にした。

これらの改善策の導入に関してはたいへんな苦労があったと聞いているが、結果的には自己申告の増加により、年間で約10億ドルの増収を達成することができた。

 

図2−2−3 ニューヨーク州税務業務の情報化

<カリフォルニア州マーシード郡の福祉業務>

当プロジェクトは、カリフォルニア州全体の福祉業務自動化におけるパイロット・プロジェクトとして位置付けられ、MAGIC(Merced Automated Global Information Control)と命名された。MAGICは1990年8月まで試行が実施された後、マーシード郡においてほぼ全面的に導入され、現在ではカリフォルニア州の全郡へ導入済である。

MAGIC構築における着眼点とその効果を、戦略・人・業務・技術の項目毎に説明する。

<戦略>

福祉事業の「公共補助を通じて有益な住民生活の回復に貢献する」という使命を達成するためには、全職員の活動を膨大な事務処理からより付加価値の高いサービス業

 

 

 

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